高額買取切手を徹底解説!「ビードロを吹く娘」とは?
2024.10.07
「ビードロを吹く娘」切手は1790年頃に発表された婦女人相十品というシリーズの中に登場する作品で
「ポッピンを吹く娘」と呼ばれることもあります。
国内初のカラー切手としても有名な「ビードロを吹く娘」(「ポッピンを吹く娘」)について詳しく調べてみました。
チケッティでは、プレミア価格の買取は行っておりませんので、ご自宅にあった場合は分けておきましょう。
「ビードロを吹く娘」切手は、どんなデザインなのか?高額で取引されるのか?徹底解説いたします!
目次
ビードロを吹く娘はどんな切手?
「ビードロを吹く娘切手」は、1955年(昭和30)11月1日発行の記念切手で、 切手の図柄は、江戸時代を代表する浮世絵師「喜多川歌麿」によって描かれた、「ビードロを吹く娘」です。 「ビードロを吹く娘」は1790年頃に発表された婦女人相十品というシリーズの中に登場する作品で別名「ポッピンを吹く娘」と呼ばれることもあります。 図柄の中で町娘が着用している着物は当時の人気役者が纏ったことで流行った市松模様で、 ビードロも渡来品として流行していた物なので、その当時をそのまま表現した作品であることがわかります。
喜多川歌麿は、当時の流行絵師が描く美人がの影響から脱し、艶やかで瑞々しい表情豊かな女性を描く独自の画風を完成させ
切手の図柄は、江戸時代を代表する浮世絵師「喜多川歌麿」によって描かれた、「ビードロを吹く娘」です。
「婦女人相十品」「婦人相学十躰」といった「美人大首絵」で人気を博しました。
現在では美人画といえば喜多川歌麿と国内の評価はもちろんのこと、海外では「葛飾北斎」と並び著名な浮世絵師です。
この「ビードロを吹く娘」(ポッピンを吹く娘)は現在、東京国立博物館に収蔵されています。
国立博物館は展示物が季節やイベントによって変わります。
近いうちに本物を観賞できる機会が来るかもしれません。
国立博物館が提供している画像検索で、「ビードロを吹く娘」(ポッピンを吹く娘)を撮影したものが閲覧できます。
※ビードロとは?
別名「ぽぴん、ぽっぴん、ぽぺん」と呼ばれる、オランダ発祥のガラス製のおもちゃです。
首の細いフラスコ型で、首の部分を口にくわえて息を出し入れして、音を出して遊ぶものです。
長崎での工芸土産として、現在も親しまれています。
ビードロを吹く娘切手の種類は?
ビードロを吹く娘切手の種類は、1種類のみ。
1955年(昭和30)11月1日に切手趣味週間シリーズの第5弾として発行されました。
額面は10円です。
これまでの「切手趣味週間」は単色印刷が用いられていましたが、巷では少なからず「地味」という意見が寄せられていました。
そこで制作陣はカラー印刷の導入を採用、国内切手としては初となる4色使用されたカラー切手「ビードロを吹く娘」が発行されることになりました。
これは国内初のカラー切手であり、喜多川歌麿の浮世絵が図柄が採用されるとあって、発売前から期待が高まり新聞に取り上げられるなどかなりの話題を呼び、
切手コレクターだけではなく海外からも注目されました。
※額面とは、切手に記載されている数字のことです。
月に雁切手の発行枚数は?
● 1955年発行・・・550万枚
当初予定していた500万枚が即完売してしまい、後に50万枚が増刷されました。
ビードロ吹く娘切手はどれくらいで取引されるの?
ビードロ吹く娘切手の現在の相場は状態の良い美品場合でバラが100円前後、未使用の10面シートで数千円となっています。
発売された切手ブームであった当時はシートで数万円とプレミア価値がついたそうですが
現在だとコレクターによる需要の低下によって高額というほどの値段はつかない様です。
発行枚数も見返り美人の150万枚や月に雁の200万枚に比べると550万枚と多いので仕方がないのかもしれません。
プレミア切手の買取は行ってませんが、現在使える切手ならチケッティが高価買取!
今回は、現在販売していない切手のコレクター価値や高額買取できる切手の種類についてお話しました。
チケッティでは、コレクター価値のある切手の付加価値をつけてのお買取りはしておりません。すべて切手の額面を基準に査定しております。
今回のコラムにあるコレクター価値のある切手は、お送りいただく前に分けておいてくださいね。
それ以外の切手はすべてチケッティでお買取りしております!
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切手自体に破損が無ければ、1枚からでもお買取り可能です!
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