高額買取切手を徹底解説！「月に雁切手」とは？

月に雁切手はどんな切手？

「月に雁切手」は、1949年(昭和24年)11月1日発行の記念切手です。
切手の図柄は、江戸時代を代表する浮世絵師「歌川広重」によって描かれた、「月に雁」です。
縦39㎝、横13㎝で短冊型の多色刷り木版画です。

歌川広重は、本名が安藤重右衛門のため、安藤広重と呼ばれた時期もあります。
歌川広重作の「月に雁」の原版画は、東京国立博物館に収蔵されています。
国立博物館が提供している画像検索で、検索ウィンドウに「月に雁」を入力すると、「月に雁」を高画質で撮影したものが閲覧できます。

▶ 国立博物館画像検索はこちら

月に雁切手の種類は？

月に雁切手の種類は、3種類あります。

●　1949年発行
切手趣味週間シリーズの第3弾として発行された初版です。
額面は8円です。表記が8.00円となっていますが、「.00」は「銭」の単位です。

●　1996年発行
郵便切手の歩みシリーズの第6集として初版の単色カラー1枚と原画の多色カラー1枚が「見返り美人切手」
(こちらも2枚)とセット発行されました。額面は80円です。

●　2021年発行
郵便創業150年切手帳として「見返り美人切手」とセット発行された世界初の和紙切手シーツ(シール式)
カラー多色刷りに加え、和紙に印刷されているのでとても美しい切手です。
額面は500円です。

●　2021年発行
こちらはプレミア切手の趣旨と外れてしまいますが、
グリーティング切手「ポケモン」にポケモンカードを模した切手に交じって月に雁風なデザインが入っています。
額面は120円です。
こちらは雁の代わりにポケモンの「ウッウ」が描かれています。
抽選販売のためとても入手困難な切手でした。

※額面とは、切手に記載されている数字のことです。

月に雁切手の発行枚数は？

●　1949年発行・・・200万枚
●　1996年発行・・・2,000万枚(4種連刷・各1,000万枚のうち2種)
●　2021年発行・・・6万枚
●　2021年発行(ポケモン)・・・8万枚

何度も再販されていることから、とても人気のあるデザインということが分かると思います。

月に雁切手はなぜ高額取引されるの？

最も高額で取引されているのは1949年に発行されたもので、もともと発行枚数が少なく、
さらに古い切手であるため、現存する数が少ないからです。
また、切手収集ブームのピークは昭和40年から50年といわれ、ブーム時の需要と供給のバランスから
高額取引されるようになりました。
オークションサイトの過去の落札実績を見てみると、「見返り美人切手」よりも流通量がとても少ないことが分かります。
このことから、稀に市場に出た「月に雁」は必ず手に入れたい！というコレクターの動向が取引金額を押し上げる要因となっているようです。

プレミア切手の買取は行ってませんが、現在使える切手ならチケッティが高価買取！

今回は、現在販売していない切手のコレクター価値や高額買取できる切手の種類についてお話しました。

チケッティでは、コレクター価値のある切手の付加価値をつけてのお買取りはしておりません。すべて切手の額面を基準に査定しております。
今回のコラムにあるコレクター価値のある切手は、お送りいただく前に分けておいてくださいね。
それ以外の切手はすべてチケッティでお買取りしております！
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切手自体に破損が無ければ、1枚からでもお買取り可能です！
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